【バイク屋が選ぶ】宅配にオススメの屋根付きバイク3選

こんにちは。東京都大田区のバイク屋『オートサービス翔』です。

当店は1994年創業。HONDA・SUZUKI・YAMAHA・Kawasakiの車輛販売・修理を行っている地域密着の町のバイク屋です♪

原付きスクーターから大型のスポーツバイクまで国産のバイクなら当店へ♪

コロナ渦で宅配サービスの需要が急増

ご存知の通り世界は今コロナウィルスによる未曾有の事態に陥っています。

人との接触をなるべくしないようにしている今、自宅まで食事を運ぶ【宅配事業】の需要が増加しています。

同時に宅配事業を行っている会社も急成長を遂げ『UberEats』『出前館』最近では『Menu』等のテレビCMを良く見かけますね。

宅配の方法は様々ですが中でも小回りが効いたりと利便性を重視したバイクでの宅配を行うのが人気のようです。

当店でも「宅配の仕事を始めるからバイクを購入したい」というお客さんが増えました。

そういったお客さんはほぼ100%スクーターをチョイスします。

スクーターの中でも排気量は50-125CCいわゆる原付1種・2種と言われるカテゴリーです。

さらに!雨の日に宅配の注文が多くなることから

雨の日だからこそバイクに乗る!

という人が増えました。

それでもやっぱり雨の日に車ではなくバイクに乗るのはなかなかのストレスですし体力は消耗します。

そこで爆発的にヒットしたのが【屋根付きバイク/ルーフ付きバイク】でした。

バイクに屋根?と思う人が多いと思います。実は数年前から屋根をあとからオプションで付けたバイクは存在していました。

今まではマイナーな存在でしたが宅配需要と共に急成長したバイクの屋根事業。

そこで今回の記事は、屋根付きバイクを販売する町のバイク屋が選ぶ【宅配にオススメの屋根付きバイク3選】です。

評価基準について

オススメをするにあたって★の数で評価を付けたいと思います。★★★★★で満点です。

採点基準は当店の独断と偏見で評価しています。参考にするかどうかはこの記事を見ている方次第です(笑)

一応、バイク屋の整備士が選んでますので利便性・耐久性・デザイン性・注意点等を重点的に加味して評価致します。

 

HONDA ジャイロキャノピー4サイクル オススメ度★★

HONDAの原付50CC ジャイロキャノピー

屋根付きのバイクと言えばこのバイクが1番メジャーだと思います。

昔から、宅配といえばピザやお寿司のデリバリーで1番使用されていたのがジャイロキャノピーです。

ジャイロキャノピーには2サイクルの古いモデルも存在しますが、そちらは中古市場が程度の悪いもので溢れかえっているので選択肢から外しました。

なるべく年式の新しい4サイクルエンジンのジャイロキャノピーを選びましょう。

余談ですがジャイロには屋根の付いていない

【ジャイロX】画像下

【ジャイロUP】画像下

というモデルがあります。

こちらはXが4サイクル・UPが2サイクルのエンジンです。UPの後継モデルがXとなります。

UPのほうが荷台の高さが低くものが乗せやすいという利点があり今でも根強い人気があります。

今回は屋根付きで評価していますので選考外です。

プラス点とマイナス点

プラス点

〇オプションで屋根を付けるより頑丈な設計

もともと屋根付きの製品として新車販売されている車輛なので、エンジンはもちろん屋根までメーカーが設計して作成しています。

オプションでの後付けルーフよりも車体とフィットしており強度はかなり出ていると思います。

何より長年宅配事業を支えていながらいまだにカタログから消えないのは信憑性があります。

〇三つのタイヤで自立して安定・安心

ジャイロは前タイヤが1つ・後ろタイヤが2つの3輪のバイクです。さらに手を放してもスタンド無しで自立する設計です。

この設計は国産でジャイロだけで、バイクに不慣れな人でも運転がしやすいメリットがありますね。

転倒しない(正確に言うと倒れにくい)ということは安心につながりますね。

〇ミニカー登録をしている人が急増

車体の幅を広げるワイドホイール加工などのカスタムをすると、ミニカー登録(青いナンバー)を取得することができます。

ミニカー登録とは簡単にいうと渋谷の路上を走っているマリオカートが良い例ですね。

あのマリオカートこそミニカー登録をした車です。つまりバイクであるジャイロがヘルメット無しで乗れるのです。

さらに通常50CCは法定速度30KM、2段階右折が必要ですがミニカー登録することで自動車と同じように道路を走行できます。

50CCならではのお巡りさんに標的にされることも少なくなりますね。

ヘルメットをかぶらなくても良いとは言っても、もちろんかぶったほうが安全です。

ヘルメット無しでも乗れるという点が選択肢の幅を広げていると思い評価しています。

 

マイナス点

※悪い点という言い方をしておりません。あくまで個人的にマイナスポイントだなと思う点ですのでご了承ください。

〇新車・中古車のか価格が高い!

新車で購入するとなると約60万円と普通の原付スクーターの新車価格が約15万円ですので4倍近い値段設定です。

50CCの中ではダントツに高級車ですね。また、新車の価格が高いことから中古車を探して購入する方が多いようですが

ジャイロの中古車相場はピンキリです。新車60万の車輛が中古車だと5万円なんてものもあります。

物にはそれ相応の相場がありますのであまりにも安いジャイロには手を出さないほうが賢明です。

〇中古車で程度の良い1台を探すのは大変

前述した通りジャイロの中古を探すと数万円の物も見つかります。安いから程度が悪いと決まっているわけではないですが

多くの宅配業者から愛用されているバイクの為、散々仕事で使用されて中古市場に流れてくるものが多いです。

デリバリー業者の数が多い分、常に中古市場にはジャイロが数多く出品されていますが良き1品に巡り合えるのは至難の技でしょう。

新車が高い→中古にしよう→安いものにしよう→買ってすぐ壊れたから直そう→当店に来店5万の修理費

こんな実例が急増しています。このケースはお客さんも自己責任とはいえ可哀そうですし直す側としても残念な気持ちになります。

素人のお客さんが失敗をしやすいという点でマイナス評価です。

〇4サイクルのジャイロは非力

4サイクルエンジンは排ガスの規制等も相まってパワーが年々落ちる傾向にあります。

ただでさえ50CCで非力なところに荷物をいっぱい載せて坂道を登ろうとするとスピードは遅くなり登りずらくなります。

非力なところに重い荷物や坂道で負荷をかけるのでエンジン的に短命になりがちです。

 

以上のプラス点とマイナス点を踏まえて

総合評価★★☆☆☆ 星2です。

YAMAHAの125CC トリシティ125屋根付き オススメ度★★★★

ヤマハの3輪バイクとして2014年に衝撃的なリリースを飾ったトリシティ。

当時では3輪のバイクはホンダのジャイロしかなく125CCのカテゴリーは待望のリリースとなりました。

ちなみにトリシティは125CCと155CCがあります。今回は原付1種2種から選んでいますので155CCは評価していません。

リリース当初には元AKB48の大島優子さんが広告塔として出ていましたね。

それほどまでに広告費をかけて宣伝をしたトリシティですが「3輪車?」と敬遠する方がほとんどでした。

なんでも初めての試みの時は、様子見をする人のほうが多いですよね。

2021年現在の今だからこそ3輪スクーターが周知されてきてトリシティの売れ行きも上場ですが、当時は珍しいから買ってみるといった珍しい物好きの方がパラパラ購入していく感じでした。

 

そんなトリシティが近年、爆発的に売れている

売れている理由は【後付けで屋根が装着できる】という付加価値がついたからです。

コロナの影響で宅配需要が増える→バイクで宅配をする→雨の日にオーダーが多い→雨の防げる屋根がつけれるのは?→トリシティ

→しかも3輪で雨天時のスリップのリスクが軽減される→雨の日も安心の全天候型トリシティに決定

こんな感じで宅配需要と共に屋根がつけれるバイクとして有名になっていきました。

実はバイクの後付け屋根は少し昔から製作されていました。宅配需要の増加と共に制作会社の認知度も上がったというところですね。

主な屋根のメーカーは2社です。

(ほかにも政策している会社はあると思いますが当店での取り扱い実績からインプレッションを行っている関係で2社に限定します。)

トリシティのプラスな点とマイナスな点を評価する前にこちらの2社の屋根を比較したいと思います。

FRP工房ZORO(エフアールピーコウボウゾロ) https://frp-zorro.com/

FRPで屋根を作成する『FRP工房ZORO』について。その名の通りFRPを素材に使い製品を作っている兵庫県神戸市の会社です。

ガラス繊維であるFRPを使っているので軽量で丈夫なところが一番のメリットです。

その反面、1個1個が店主の手作りなので納期が長いです。

受注から大体2-3カ月位の日数がかかります。

屋根本体価格128,000円(税抜き)

帝都産業株式会社(テイトサンギョウカブシキガイシャ)https://www.teito-co.com/

帝都産業は東京都八王子市に本社があり、バイクのリースやFRPBOXの制作など多岐に渡って事業展開をしている会社です。

屋根の素材には2層ABS樹脂を使用している。ABS樹脂は一般的なバイクのカウルなどにも用いられており大量生産に向いている。

帝都産業のトリシティ用ルーフはZOROと比べるとスッキリとシンプルなイメージに仕上がっている。

大量生産が可能な割に納期は2-3カ月と手作りのFRPとさほど変わらない。

ヤマハの純正部品カタログYSギアにも掲載されているからか、ZOROより4万円高い値段設定

屋根本体価格168,000円(税抜き)

2社の比較をしてみる

FRP工房ZORO

屋根の素材:FRP

重さ:8.3KG

特徴:軽量だけど強度が高い・ハンドメイドで少量生産向き・精度を出すには技術が必要

帝都産業

屋根の素材:ABS樹脂

重さ:9.9KG

特徴:弾力があり耐衝撃に優れている・大量生産向き・対候性に劣り雨や日光に対して弱い

2社を比較してみて

実際に2社の製品を両方とも使用したことがありますが、個人的にはこの2社の屋根でしたらどっちを選んでも間違いはありません。

値段が値段ですからね・・。作りは両方ともしっかりしていると思います。

両方良い製品の中でも当店ではFRP工房ZOROの屋根をオススメ致します。

最大の理由は制作会社の対応の差です。

前述した通りFRPは1つ1つが手作りの為、納期は遅いですが職人の店主さんが丹精込めて制作した一品だと思うと購入したくなります。

また、ZOROの会社自体は店主と奥様(その他にもスタッフさんがいるかもしれませんがお話したのはお二人だけでした)の2人できりもりしているようで、電話での問い合わせで質問や不具合の箇所を報告すると実際に作成した本人(ご主人)とお話ができることなど当たり前のようですが詳しく説明してくれます。

反面、帝都産業は大きな会社ゆえの電話時の応対などが少し懸念されます。対応が悪いわけではないですが大量生産の為作った本人とお話ができるわけでもなくどこか業務的な反応になります。

ハンドメイドと大量生産で同じ納期なら製品への愛情が見えるFRP工房ZOROに1票です。

ご高齢の店主さんのようですのでお体に気を付けて頂きながら頑張っていただきたいですね。

プラス点とマイナス点

プラス点

〇左右独立のサスペンション搭載

従来の3輪車には無い各サスペンションが独立して動くテクノロジーLMWを搭載しています。

この技術が介入したことによって3輪車ながらスポーティーな走りが実現しました。

曲がるときはもちろん歩道の段差も左右で衝撃を緩和してくれるので乗り心地は抜群です。

LMWについてピンとこない方は2人3脚で足をひもで結んだ状態とひもをほどいて各々が自由に動ける状態を創造して頂けるとそれに近い感覚です。パフォーマンスが高いのはどちらか一目瞭然ですよね。

〇屋根を積んでも安定感抜群

3輪車にはみんな言えることですがやはり2輪よりタイヤが多い分安定しています。トリシティの場合は前述した通り各サスペンションが独立している関係で、衝撃緩和を考えるとより安定している気がします。

〇積載性&利便性が◎

足元のフラット部分+シート下の収納+リアキャリアにBOXを付けると3点で積載ができます。

足元にはリュックやクーラーボックスでも良いですね。シート下には濡れては困る小物類を。リアボックスにはそこそこ大きい物でも収納ができそうです。

〇125CCのエンジンでパワフル

同じ3輪でも50CCのジャイロに比べて125CCのエンジンなので坂道だってへっちゃらです。

また、法定速度の縛りや2段階右折もしなくてOKです。

マイナス点

※悪い点という言い方をしておりません。あくまで個人的にマイナスポイントだなと思う点ですのでご了承ください。

〇エンジンの耐久性が△

低燃費エンジンの特性なのかYAMAHAのブルーコアエンジンの特徴なのか分かりませんが、よくエンジンの焼き付きが起きています。

当店での実例で3台ほど焼き付きで廃車になりました。いずれも3万KM・5万KMと距離は乗っていますが少し短命な気がしました。

エンジンオイルのメンテナンスを5000KMで交換していたり1万KM交換してなかったりするとあっという間にオイル量が減り始めます。

屋根や荷物を載せて負荷をかけることも考えると少し不安が残ります。

〇リアボックスの大きさが少し小さい

屋根と同時装着できるリアボックスには大きさに限界があります。ウーバーイーツ等の宅配バックを入れるのは難しいです。

ボックスをのせるよりキャリアの上にバックを載せて屋根の支柱に括り付ける人多く見かけます。

〇車体が大きい

3輪車の宿命ですが、どうしても車体が大きくなります。幅が出ますので駐停車する場所は困るかもしれないですね。

 

以上のプラス点とマイナス点を踏まえて

総合評価★★★★☆ 星4です。

HONDA ベンリー110屋根付き オススメ度★★★★★

ホンダの110CCスクーター

新聞屋さんやクロネコヤマトのメール便などの配達で活躍しているのをよく見ます。

オプションのシートを付ければ2人乗りが可能だがほとんどのユーザーがビジネスでの使用で大きな荷台が最大の魅力。

それからホンダの公式HPを見ても、どのページにも屋根が付いているベンリーは存在しません。

もともとは上の画像の状態で市販されています。

そしてこのベンリーには専用の後付けルーフが販売されていません。

「どうゆうこと?」

実はベンリー110屋根付きとうたっているバイクの屋根はヤマハの50CCスクーター【ギア】専用の屋根なんです。

HONDAのバイクとYAMAHAの屋根の合体

それがベンリー110ルーフ仕様の正体です。

もともとは違うメーカー同士(というよりも競合他社ですね)もちろん車種も違うものを合体させているので、簡単に装着しているわけではないんです。

各バイク屋が試行錯誤して製作しているオリジナルの1台なんですね。

全国的にみても製作を行っているお店はそう多くはないです。

ところがこのベンリー110ルーフ仕様は驚くほど需要があります。

その秘密は次の良い点にありました。

※過去にベンリー110ルーフ仕様について専用の記事を書いています。よければご覧ください。

ベンリーの専用記事はこちらから

 

プラス点とマイナス点

プラス点

〇とにかく大きい荷台

なんと最大積載量60KGの頑丈さ。大きさもとにかくでかい。

そもそも純正オプションで二人の利用クッションを荷台につけて2人乗りして良いよってくらいの強度です。

人間を支えられるんですから荷物くらい余裕でしょうね。

荷台が大きいと大きなボックスやバッグも載せられますね。

〇宅配専用のバックがすっぽり入るBOXが載せられる

宅配をしている人、特にウーバーイーツ等のバックを必ず携帯しないといけない人にとっては重要な要素ではないでしょうか。

大きなバックを背負って運転したくない。けどバックは持ってないといけないルールなんだよなあ。

そんな声はとっても多く聞きます。

そんな悩みもこの大きさのBOXを付ければ解消です!

マジカルレーシング製のリアボックス125Lです。

ちょうどよい大きさでウーバーのバックがすっぽり入ります。

〇シンプルな作りでビジネスに優しい低コスト設計

ビジネスで使用することを念頭に置いて作られているため、流行のスマートキーやアイドリングストップなどの

コストのかかるシステムは搭載していません。

シンプルなスクーターに仕上がっており仕事の途中にシステムのエラーが起きるリスクも軽減されます。

特にスマートキーは見た目もよくてハイテクなのですがバッテリ上がりやインキーを誘発するため1つのミスが1日の仕事を狂わせることもあります。

ベンリーは使い方もわかりやすいので初めてバイクに乗る方や、久しぶりに乗る方にもオススメです。

特殊な形をしたバイクですが、低コストに作られており26万円という同社の原付2種スクーターの30万円クラスの物と比べて安い設定になってます。

ビジネス使用には嬉しいところですね。

マイナス点

※悪い点という言い方をしておりません。あくまで個人的にマイナスポイントだなと思う点ですのでご了承ください。

〇消耗品の減りが早い

以下は当店での実例です。

・ドライブベルト:18000KMほどで切れます。通常20000KMは持つのが普通ですがベルトが細いのと積載(屋根+BOX+荷物)の重さが相まって負荷がかかるんでしょうね。

・後ろタイヤ:6000KM-7000KMですり減ります。これもベルトと同じ理由で負荷がかかり減りやすいです。

個人の使用差はでてきますので急加速急停車の負荷がかかる運転を控えると消耗品は長持ちします。

しかし、配達のお仕事になると時間との勝負でしょうから仕方のないことなのかもしれませんね。

屋根を積んだり荷物を多く載せる方は消耗品を早めに交換することをオススメします。

 

以上のプラス点とマイナス点を踏まえて

総合評価★★★★★ 星5です。

おわりに

いかがだったでしょうか?

今回は雨の日に需要がある宅配サービスにうってつけの3台を紹介しました。

まだまだ続きそうなコロナ渦ですが、大変な時代にバイクが活躍するのはバイク屋としては嬉しいことですね。

これからお仕事でバイクを使おうとしている方や、屋根付きのバイクを検討している方はお気軽に当店までお問い合わせください!

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